中年男の釣り＆バイク

７月２０日

朝目覚めルーティンの散歩と朝風呂と朝食を済ませ、今日の予定のカムイワッカ湯の滝・知床横断道路・開陽台・野付半島・納沙布岬・根室泊に向けて出発～

清々しい緑豊かな道を走り、カムイワッカ湯の滝の看板を右折すると直ぐに１１Ｋｍの走りやすいフラットダートが始まる・・・始まる？・・・始まるとの情報でしたが騙された～（汗）
実際には深い砂利道で所々に大きな石が混じってて高い確率で転倒しそうで
こんなことならフル積載で来るんじゃなかった～（涙）
砂利道に入ると直ぐにスズキのＶストームライダーが、行こうか行くまいか思案してて通りすがりのＰＩＹＯに、行けますか？と声を掛けられ
行ける所まで行ってヤバかったら引き返します＾＾
とっ言う事で二人で走り出しコーナーを抜けた直線で、リッターネイキッドが倒れてて深い砂利道の為、起こそうにも起こせなくて手を振って助けを呼んでる（汗）
本来なら直ぐに助けるのですが、この路面ではサイドスタンドがめり込み転倒しそうなのでバイクから降りることが出来ないと悩んでいたら、後方から車で来た若い衆の助けで起こしたのを確認した後、危ないからとチンタラ走ってると逆にハンドルを取られやすくなるので、バイクの設定をツアーモードからオフロードモードに変えスタンディングでスピードを上げて走り出すと、アドレナリンプッシュ～でこの状況が楽しくなってくる（笑）
少し走ると遥か後方を走ってたＶストームがクラクションを鳴らすので停車して待ってると
私にはもう無理なので引き返します（汗）
との事なので２Ｋｍ程のアベックツーリンからソロツーリングに・・・






程よい緊張感を楽しみながら到着すると、規模は小さいけれど如何にも秘境の滝感が有って良いじゃん！！
熊に注意の看板に少しビビりながら駐車場から滝に行き水に手を浸すと、う～ん微妙～？ＰＩＹＯが期待してた温度とは掛け離れた温かさに苦笑い（汗）

もっと上流に行けば温かいそうですが、熊が怖いので行けません（汗）


来た道を帰る途中に何度も道端や林の中に鹿を見て、野生豊かだな～これだったら熊が出てもおかしくまいな～＾＾
とっほっこりしながら走ってると、前方の少し離れた林の斜面から道に小さい熊が駆け下りて来た！！
つっ～か、小さいと言ってもＰＩＹＯが四つん這いになった状態よりも遥かに大きい（汗）
怖くてどうしようかと思ってると、その小さい熊を追いかけるようにすぐさま今度は倍近いデッカイ熊が現れ、二頭がＰＩＹＯの進行方向にバイクと同じスピードで走ってる～（大汗）

（ゴープロで撮影した動画からの切り出しで画質が悪くてすいませ　汗）
このまま止まって熊との距離を開けようか？それともこの悪路で無理してでもＵターンしようか？どうしよう昨日のクルーズ船のガイドで熊って６０Ｋｍ位で走る事が出来ると言ってたから、熊が不意に振り返り襲って来たらこの砂利道では到底逃げ切れない（滝汗）
突然の出来事にどうする事も出来ずアワアワしてると、突然熊達は道の下方向の藪の中に降りて行くのが見えたので、スピードを落とし藪のガザガザが十分に遠ざかるの確認して、大急ぎでその場を離れた（汗）
途中トレッキング集団が居たので注意を促し、如何にかアスファルトの道まで帰って来てようやく一安心＾＾


羅臼岳
一服し落ち着いた所で、気持ちの良い緑に囲まれた知床横断道路を走り羅臼方向の下りに入ると、目の前に北方領土の国後島が海を挟んだ直ぐ先に見えて
えっ、こんなに近いの・・・（大汗）
テレビの報道でしか見た事がなく、遠いい場所の事と完全に他人事と思っていたけど、目の前の現実に強い衝撃を受け色んな感情が入り乱れ、無意識にバイクを止め暫しの間その場から離れることが出来ませんでした


次は中標津町に有る『地球が丸く見える』と噂の開陽台に向けて、広大な牧場地帯を走り小高い丘の駐車場に着き、展望台に登って見えた風景は、視界一杯に地平線が広がり本当に地球の丸さを確認できます＾＾
前情報で展望台で軽い食事が摂れるとの事だったので、遅い昼食を頂こうとしたけれど、流行り病の為に休業の看板が（涙）












ま～野付半島に行く途中にご当地名物を食べれる店が有るだろうと走り出したが、これと言った店が中々見つからず空腹に負けてしまい『すき屋』で遅い昼飯を頂く事に（笑）


野付半島先端に続く道は途中から両サイドを海に挟まれたり、水際に立ち枯れて白色化した木が有ったりと、変化の有る風景を楽しめるツーリングコースで、途中に立ち寄った駐車場でコーヒーを淹れて、見慣れぬ風景を見ながらマッタリしてると、何やら雲行きが怪しくなってきたので半島の先っぽは諦めて、次の納沙布岬に向けて大急ぎで出発～

途中、給油の為に立ち寄った納沙布岬近くのガソリンスタンドで、精算の際に若い店員さんからパンフレットとポケットティッシュを手渡され
「是非、他県の方にもこのパンフレットを通じて現在に至るまでの北方領土に関心を持って頂き、少しでも良いので返還の為にお力をお貸しください！！」
の言葉に改めてここは、無理やり引かれた国境に面した街だと再確認させられる事に・・・



本土最東端の納沙布岬灯台


択捉島・国後島・色丹島・歯舞群島をモチーフにした『北方四島返還を願う碑』

この他の大小様々な碑も見学した後は、根室のホテルにチェックインし風呂に入りランドリーで洗濯を済ませ、街をブラブラ観光した後はホテルで知り合った福島県ライダーさんと一緒に焼き肉屋とスナックの梯子をして就寝～＾＾